流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)

【佐賀県の状況】
平成28年第47週(11/21〜11/27)の患者報告数は増加(16名→32名)し、定点当たりの患者報告数は1.39となりました。
    

【全国の状況】(IDWR通巻第18巻第45号より)
 全国約3000ヶ所の小児科定点からの第45週(11/7〜11/13)の患者報告数は3,367名、定点当たりの報告数は1.07です。


 流行性耳下腺炎

 どんな病気?
ムンプスウイルスの感染により片側あるいは両側の唾液腺の腫脹をきたす疾患です。
3〜6歳の小児に多くみられ、通常1〜2週間で軽快します。合併症として最も多いのは髄膜炎で、その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合があります。

 病原体は?
ムンプスウイルス(パラミクソウイルス科に属するRNAウイルス)です。

 
主な症状は
ムンプスウイルスに感染して2〜3週間後に、頭痛、筋肉痛、食欲低下、発熱が現れ、続いて片側あるいは両側の耳下腺(顎下腺の腫れを伴うこともあります)の腫れが現れます。まず片方が腫れ、2〜3日後にもう片方が腫れてくる場合(両側の腫れ)が全体の75%で、25%は片方だけが腫れます。唾液腺の腫れは、腫れが現れてから48時間以内にピークになり、1週間から10日程度で改善します。
発熱は3-4日間続くことが多いです。一方、ムンプスウイルスに感染してもほとんど症状が現れないまま経過する人が30〜35%あります。思春期以降に感染した場合、睾丸炎や卵巣炎を起こすことがあります。

 どうやって感染するの?
ムンプスウイルスに感染した人の咳やくしゃみなどを吸い込むことによる感染(飛まつ感染)、またムンプスウイルスの付着した食器や手などから口や鼻の粘膜を介する感染(接触感染)があります。ムンプスウイルスは口・鼻から侵入して血液中に入り、全身に広がって唾液腺(耳下腺、顎下腺などの唾が分泌される器官)に病変を起こします。唾液腺が腫れる1-2日前から腫れた後5日間程度の期間は、他の人へウイルスを感染させるおそれがあります。

 流行の時期は?
例年地域的な流行が見られ、数年毎の周期で発生が増減します。

 予防法は?
流行性耳下腺炎に対するワクチン接種を任意で受けることができます。

 もっと詳しい情報は・・・
○国立感染症研究所の「流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)」http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/529-mumps.html
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