マイコプラズマ肺炎
 発生状況
佐賀県の状況
 県内6ヶ所の基幹定点より報告されています。第41週(10/5〜10/11)の患者報告数は8名で、定点あたり報告数は1.33となりました。全国の値及び佐賀県の過去5年平均と比較して多い状況です。

   
全国の状況
 感染症に基づく全国約500ヶ所の基幹定点からの第39週(9/21〜9/27)の患者報告数は237名、定点あたり報告数は0.50となっています。


 マイコプラズマ肺炎って

 どんな病気?
肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)を病原体とする呼吸器感染症で、人から人にうつります。
肺炎マイコプラズマはウイルスと細菌との中間に位置する微生物で、他の細菌に見られる細胞壁を持たないため、ペニシリン系薬やセファロスポリン系薬などの細胞壁合成阻害の抗生物質には感受性がなく、マクロライド系薬(エリスロマイシン、クラリスロマイシン等)がもっとも効果を発揮します。

 
主な症状は
潜伏期間は通常2〜3週間です。
初発症状は、発熱、全身倦怠感、頭痛などです。
咳は発症後3〜5日に始まることが多く、当初は乾性の咳(痰を伴わない咳)
ですが、経過に従い咳は除々に強くなり、解熱後も長く続き(3〜4週間)、
ときに湿性咳となります。
昔から「異型肺炎」として、肺炎にしては元気で一般的状態も悪くないことが
特徴であるとされてきましたが、重症肺炎となることもあります。

○合併症
胸水貯留、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、
心筋炎、関節炎、ギランバレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群などです。

 どうやって感染するの?
患者のせきやくしゃみなどによって感染する飛まつ感染や、
患者との接触によって感染する接触感染です。
濃厚接触により感染すると考えられており、、保育施設、幼稚園、学校などの
閉鎖施設や家庭などで感染伝播がみられます。
また、一度罹った人が、再感染することもあります。

 流行の時期は?
日本では晩秋から早春にかけて報告数が多くなります。
罹患年齢は幼児期、学童期、青年期が中心です。
また、1984年と1988年に大きな流行があって以降、全国的流行はありません。

 予防法は?
○日頃から手洗い・うがいを心がけましょう。
○患者との接触を避けましょう。

 もっと詳しい情報は・・・
○国立感染症研究所 http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/503-mycoplasma-pneumoniae.html

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